Frappe Booksは日本で使える?現行Web版と旧デスクトップ版の違い
適用対象: 2026-10-02
現在のFrappe Booksは、サーバーに設置してブラウザから使う会計ソフトです。
以前のデスクトップ版はサポート終了が案内されているため、「インストールしてパソコンだけで完結する無料会計ソフト」という古い紹介とは分けて考えます。
日本で使う際は、帳簿や請求の機能と、日本語の帳票・国内の確定申告への対応を区別することが大切です。
現行版と旧版は別の配布物
図の内容をテキストで読む
- 主な操作場所:現行Web版:パソコンやスマホのブラウザ。旧デスクトップ版:パソコン用アプリ
- 保存の考え方:現行Web版:設置したWeb環境のデータとファイル。旧デスクトップ版:旧アプリのファイル方式
- 新規導入時の扱い:現行Web版:現行の導入手順を使用。旧デスクトップ版:公式はサポート終了を案内
- 本文の表・具体例から要点を抜粋。詳しい条件は本文で確認できます。
公式サイトから案内される現行版は、Frappe Framework上で動くWeb型です。
旧デスクトップ版の公開リポジトリは2026年10月2日にアーカイブされ、読み取り専用になっています。
| 比較する点 | 現行Web版 | 旧デスクトップ版 |
|---|---|---|
| 主な操作場所 | パソコンやスマホのブラウザ | パソコン用アプリ |
| 配布元 | frappe/frappe-books | frappe/books |
| 保存の考え方 | 設置したWeb環境のデータとファイル | 旧アプリのファイル方式 |
| 新規導入時の扱い | 現行の導入手順を使用 | 公式はサポート終了を案内 |
旧版で説明されるファイルコピーの方法を、そのままWeb版のバックアップには使えません。
また、同じFrappeの別製品であるERPNextの機能を、すべてBooksの機能と考えないようにします。
請求・入金から在庫まで扱える
現行版の公式READMEでは、複式簿記、仕訳、総勘定元帳、損益計算書、貸借対照表、試算表を案内しています。
見積書、請求書、入出金に加えて、在庫や販売時点の会計を扱う機能もあります。
単純な経費入力だけでなく、販売と在庫をつないで管理したい場合に候補になります。
利用者や権限はWeb環境側で管理し、複数の端末から同じ環境へ入る形です。
日本語表示と日本の申告対応は別に見る
公式は複数言語への翻訳を案内していますが、今回、日本語メニュー・日本語の帳簿出力・国内税区分の実機確認はできていません。
また、公式の地域別機能としてインドの税務レポートなどがあることは、日本の申告対応を示すものではありません。
日本の個人事業で使うなら、年間の売上・経費、未決済、固定資産などを集計し、申告用の道具へ数字を引き継ぐ工程が必要になります。
必要な成果物は日本の帳簿と申告の対応範囲に整理しています。
「日本語対応の国産申告ソフトと同じように使える」という前提で選ぶより、販売・在庫と帳簿をWebでまとめたい場合の候補と考える方が、確認できた機能に合っています。
保存は現行版のWeb環境全体で考える
帳簿データ、添付ファイル、設定がどこへ保存されるかは、現行版の構成で扱います。
バックアップから戻す際は、仕訳と残高だけでなく、請求書やファイルも同じ取引へ結び付いていることが重要です。
一般的な保存と復元の考え方は会計データのバックアップを参照できます。
本記事は公式資料に基づく紹介で、現行Web版を日本の帳簿で動かした実機レビューではありません。
日本の個人事業とAI記帳を重視するなら
販売・在庫よりも、日々の記帳、請求書、領収書の管理を日本の個人事業向けにまとめたいならOpenTaxも候補です。
ソフト本体は無料で、ChatGPTやClaudeに資料の読み取りと記帳を依頼できます。
AIが登録した仕訳は確認待ちとなり、人が内容を確かめてから確定します。
帳簿、請求書、証憑保管、固定資産を扱えるので、普段の経理とAIをつなぎたい方に合う選択肢です。
保存先やAIサービスには別途料金がかかる場合があります。

参考資料・出典
出典の確認日:2026年10月3日。
関連記事
Mac・Linuxで使える無料会計ソフトは?OSと申告方法で選ぶ
LinuxでPC内に帳簿を保存したいならGnuCash、Macで白色申告まで無料で進めたいなら、やよいの白色申告 オンラインが候補です。ブラウザで使う無料の会計ソフトには、OpenTaxのように自分で利用環境を用意する方法もあります。
更新 2026-10-05オープンソースの会計ソフト3つを比較|GnuCash・Frappe Books・OpenTax
手元のパソコンで帳簿を付けたいならGnuCash、ブラウザで販売・在庫まで扱いたいならFrappe Books、日本の個人事業の記帳をAIに手伝ってもらいたいならOpenTaxが候補です。いずれもソースコードが公開された会計ソフトですが、使い方と日本の申告までの担当範囲は異なります。
更新 2026-10-05オープンソース会計は日本の確定申告に使える?帳簿と申告の対応範囲
オープンソースの会計ソフトでも日本の個人事業の帳簿を付けられますが、確定申告書の作成や提出まで対応するとは限りません。日本語で画面が表示されることと、日本の税務に必要な書類が作れることは別です。日々の帳簿は会計ソフト、申告書の作成・送信は国税庁の作成コーナー、という組み合わせも選べます。
更新 2026-10-05会計データのバックアップ方法|帳簿・領収書を残して復元する手順
会計データのバックアップは、読める控えと、ソフトへ戻すためのデータを両方残すと役立ちます。PDFの帳簿は後から読むのに便利ですが、それだけでは元のソフトの入力状態へ戻せません。仕訳、領収書、請求書、固定資産、必要な設定を保存し、一度は戻して開けることまで確かめます。
更新 2026-10-05GnuCashは日本の個人事業で使える?できることと確定申告までの流れ
GnuCashは、無料で複式簿記の帳簿を付けたい個人事業主の選択肢です。Windows、macOS、Linuxなどのパソコンで使え、口座の入出金や売上・経費を管理できます。日本の確定申告を進める場合は、帳簿の数字を決算書や申告書へ引き継ぐ工程を組み合わせます。
更新 2026-10-05



